ドーパミンシリーズ7:ドーパミン受容体の種類と機能~D1からD5まで、5つの受容体の役割を精神科医が解説~|五反田ストレスケアクリニック|心療内科・精神科

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ドーパミンシリーズ7:ドーパミン受容体の種類と機能~D1からD5まで、5つの受容体の役割を精神科医が解説~

ドーパミンシリーズ7:ドーパミン受容体の種類と機能~D1からD5まで、5つの受容体の役割を精神科医が解説~|五反田ストレスケアクリニック|心療内科・精神科

2025年12月08日

ドーパミンシリーズ7:ドーパミン受容体の種類と機能~D1からD5まで、5つの受容体の役割を精神科医が解説~

ドーパミン受容体の種類と機能~D1からD5まで、5つの受容体の役割を精神科医が解説~

ドーパミン受容体の種類と機能~D1からD5まで、5つの受容体の役割を精神科医が解説~

これまでの記事で、ドーパミンが脳内のさまざまな経路を通じて情報を伝えることを学びました。しかし、ドーパミンはどのようにして細胞に「メッセージ」を伝えているのでしょうか?

その答えが、ドーパミン受容体です。脳内には5種類のドーパミン受容体(D1〜D5)があり、それぞれ異なる役割を担っています。今回は、これらの受容体の構造、細胞内シグナル伝達機構、そして治療への応用について、最新の研究に基づき詳しく解説します。

受容体とは何か
受容体の模式図
受容体の基本概念

受容体(receptor)とは、細胞の表面や内部にあるタンパク質で、特定の物質(リガンド)と結合することで、細胞に情報を伝える「受信アンテナ」のような役割を果たします。

ドーパミン受容体はすべてGタンパク質共役型受容体(GPCR)に分類されます。これは細胞膜を7回貫通する構造を持ち、細胞外でドーパミンと結合すると、細胞内でGタンパク質を活性化して情報を伝達する仕組みです。

受容体は「鍵穴」、ドーパミンは「鍵」に例えられます。

例:適切な鍵(ドーパミン)が鍵穴(受容体)に入ると、ドアが開く(細胞内でシグナルが伝わる)ように、ドーパミンが受容体に結合すると、Gタンパク質を介して細胞内で一連の反応が起こります。

鍵と鍵穴に似た関係性
ドーパミン受容体の分類

脳内には5種類のドーパミン受容体があり、構造と細胞内シグナル伝達機構によって2つのファミリーに分けられます:

ファミリー 受容体 Gタンパク質 細胞への作用
D1様ファミリー D1受容体 Gs/Golf 興奮性(cAMP↑)
D5受容体 Gs/Golf 興奮性(cAMP↑)
D2様ファミリー D2受容体 Gi/Go 抑制性(cAMP↓)
D3受容体 Gi/Go 抑制性(cAMP↓)
D4受容体 Gi/Go 抑制性(cAMP↓)
POINT

D1様受容体はGsタンパク質を介してアデニル酸シクラーゼを活性化し、細胞内cAMP濃度を上昇させることで細胞を「興奮」させます。一方、D2様受容体はGiタンパク質を介してアデニル酸シクラーゼを抑制し、cAMPを減少させることで細胞を「抑制」します。この2つのファミリーのバランスが、脳の正常な機能を支えています。

新しい発見:β-arrestin経路

近年の研究により、ドーパミン受容体はGタンパク質を介した「古典的経路」だけでなく、β-arrestin(ベータアレスチン)と呼ばれるタンパク質を介した「非古典的経路」でも情報を伝えることが明らかになりました。

この発見は治療薬開発において重要です。なぜなら、Gタンパク質経路とβ-arrestin経路で異なる効果が得られる可能性があるからです。将来的には、治療効果をもたらす経路だけを選択的に活性化し、副作用をもたらす経路は避ける「バイアスドリガンド(偏った作動薬)」の開発が期待されています。

D1様受容体ファミリー(D1・D5)
D1受容体

D1受容体は、脳内で最も多く存在するドーパミン受容体です。

主な分布
  • 線条体(被殻・尾状核):運動制御の直接路
  • 側坐核:報酬と動機づけ
  • 前頭前皮質:ワーキングメモリ・実行機能
  • 視床下部:ホルモン調節
主な機能
  1. 運動の促進:線条体の直接路を介して随意運動を促進
  2. 報酬学習:報酬に関連する学習の強化
  3. ワーキングメモリ:情報の一時的な保持と操作
  4. 注意制御:重要な情報への焦点化

最新研究:2023年のNature Neuroscience誌の研究により、統合失調症の陰性症状(意欲低下、感情の平板化)には、従来考えられていたD2受容体よりもD1受容体の機能不全がより重要である可能性が示されました。これは新しい治療戦略につながる重要な発見です。

D5受容体

D5受容体は、D1受容体と構造が似ていますが、分布が限定的で、ドーパミンに対する親和性(結合しやすさ)が約10倍高いという特徴があります。

主な分布と機能
  • 海馬:記憶の固定化
  • 前頭前皮質:高次認知機能
  • 視床下部:自律神経調節・概日リズム
POINT

D5受容体は統合失調症や注意欠如・多動症(ADHD)との関連が指摘されていますが、まだ研究段階で、臨床的な治療標的としては開発途上です。低濃度のドーパミンでも反応する特性から、「微細な情報調整」に関わると考えられています。

D2様受容体ファミリー(D2・D3・D4)
D2受容体

D2受容体は、精神科治療において最も重要な受容体です。ほとんどの抗精神病薬は、このD2受容体をブロックすることで効果を発揮します。

主な分布
  • 線条体(被殻・尾状核):運動制御の間接路
  • 側坐核:報酬系
  • 下垂体:プロラクチン分泌抑制
  • 黒質・VTA:ドーパミン神経の自己調節
主な機能
  1. 運動制御:線条体の間接路を介して運動を抑制・調整
  2. 報酬予測:報酬に対する期待
  3. プロラクチン抑制:ホルモン分泌の調節
  4. 自己調節(オートレセプター):ドーパミン放出のフィードバック制御
臨床的重要性:D2受容体占有率と効果・副作用

PET(陽電子放射断層撮影)を用いた研究により、抗精神病薬によるD2受容体のブロック率(占有率)と臨床効果・副作用の関係が明らかになっています:

D2占有率 臨床的意義
65-80% 抗精神病作用(治療域)
幻覚・妄想などの陽性症状改善
80%以上 錐体外路症状(EPS)の出現リスク増加
(パーキンソン様症状、アカシジア、ジストニアなど)
72%以上(下垂体) 高プロラクチン血症
(月経異常、乳汁分泌、性機能障害など)

つまり、D2受容体のブロックは「適度」が重要です。多すぎると副作用が出て、少なすぎると効果が不十分になります。この微妙なバランスが、抗精神病薬治療の難しさであり、個々の患者さんに合わせた用量調整が必要な理由です。

D3受容体

D3受容体は、報酬系と感情制御、特に依存症に重要な役割を果たしています。

主な分布と機能
  • 側坐核(特に高密度):報酬と動機づけ
  • 嗅結節:嗅覚と報酬の統合
  • 島皮質:内受容感覚
  • 腹側被蓋野(VTA):ドーパミン神経の自己調節

D3受容体は以下の機能に関与しています:

  • 報酬探索行動:報酬を求める動機
  • 薬物渇望:依存症における欲求
  • 社会的行動:他者との相互作用
  • 情動調節:感情のコントロール
POINT

D3受容体は、依存症治療の新しい標的として注目されています。D3選択的拮抗薬は、線条体のD2受容体への影響が少ないため、運動障害の副作用が少ないと期待されています。現在、複数の候補薬が臨床試験段階にあります。

D4受容体

D4受容体は、認知機能と注意に関わる受容体で、ADHD(注意欠如・多動症)との関連が指摘されています。

主な分布と機能
  • 前頭前皮質:実行機能・注意制御
  • 扁桃体:情動処理
  • 海馬:記憶形成
  • 視床下部:概日リズム

主な機能:

  • 注意制御:選択的注意と持続的注意
  • 衝動制御:行動抑制
  • 新奇性探索:新しいものへの興味
  • 睡眠覚醒調節:概日リズムの調整

D4受容体の遺伝子多型(個人差)は、性格特性と関連している可能性が指摘されています。

例:D4受容体の遺伝子に「7リピート変異」を持つ人は、新奇性探索(新しいことに挑戦したい)傾向が強いという研究があります。ただし、この関連は複雑で、環境要因も大きく影響します。性格は単一の遺伝子では決まりません。

受容体の分布と機能
受容体と反応している様子の模式図
脳領域ごとの受容体分布

脳の各領域には、異なる比率でドーパミン受容体が分布しています:

線条体(運動制御)
  • D1受容体:高密度(直接路ニューロン)→ 運動促進
  • D2受容体:高密度(間接路ニューロン)→ 運動抑制
側坐核(報酬系)
  • D1受容体:中程度
  • D2受容体:中程度
  • D3受容体:非常に高密度(他の領域の10倍以上)
前頭前皮質(認知機能)
  • D1受容体:中程度
  • D4受容体:高密度
  • D5受容体:低~中程度
受容体間の相互作用:直接路と間接路

線条体では、D1受容体を持つ神経細胞とD2受容体を持つ神経細胞が、相補的に働くことで運動を制御しています:

経路 受容体 作用
直接路 D1受容体発現ニューロン 運動を促進
「Go信号」
間接路 D2受容体発現ニューロン 運動を抑制
「No-Go信号」

この2つの経路のバランスが、滑らかで適切な運動を可能にしています。パーキンソン病では間接路が過剰に働き(D2受容体へのドーパミンが不足)、動きにくくなります。一方、統合失調症では直接路の機能不全が陰性症状に関与している可能性が示唆されています。

心の不調でお悩みの方へ

五反田ストレスケアクリニックでは、ドーパミン受容体の機能に関わる精神疾患(統合失調症、うつ病、ADHD、パーキンソン病の精神症状など)の診察・治療を行っています。

受容体を標的とした治療
受容体選択性の重要性

理想的な精神科治療薬は、特定の受容体に選択的に作用することが望ましいです。なぜなら、受容体の種類によって効果と副作用が異なるからです。

主な治療薬と標的受容体
統合失調症治療薬(抗精神病薬)

定型(第一世代)抗精神病薬

  • 作用機序:D2受容体拮抗薬(強力なブロッカー)
  • 代表例:ハロペリドール、クロルプロマジン
  • 特徴:陽性症状(幻覚・妄想)に有効だが、錐体外路症状や高プロラクチン血症のリスクが高い

非定型(第二世代)抗精神病薬

  • 作用機序:D2受容体拮抗作用+5-HT2A受容体拮抗作用(セロトニン受容体も同時にブロック)、またはD2受容体部分作動薬
  • 代表例:リスペリドン、オランザピン、クエチアピン、アリピプラゾール
  • 特徴:陽性症状だけでなく陰性症状(意欲低下、感情鈍麻)にも効果が期待でき、錐体外路症状のリスクが低い

非定型抗精神病薬が副作用を減らせる理由は、D2受容体への結合が「適度に緩い」ことと、セロトニン受容体も同時にブロックすることで、ドーパミン放出のバランスが改善されるためです。

パーキンソン病治療薬
  • L-DOPA(レボドパ):ドーパミンの前駆体。脳内でドーパミンに変換され、すべての受容体を活性化
  • ドーパミンアゴニスト:D2/D3受容体を直接刺激(プラミペキソール、ロピニロールなど)
ADHD治療薬
  • メチルフェニデート(コンサータ):ドーパミントランスポーターを阻害し、シナプス間のドーパミン濃度を上昇させる(すべての受容体へのドーパミンが増加)
  • アトモキセチン(ストラテラ):主にノルアドレナリンに作用するが、前頭前皮質ではドーパミンも増加
将来の治療開発:選択的受容体標的薬

現在、より選択的な受容体標的薬の開発が進んでいます:

1. D3選択的拮抗薬

  • 期待される効果:依存症治療、統合失調症の陰性症状改善
  • 利点:線条体のD2受容体への影響が少なく、運動障害の副作用が少ない
  • 開発状況:複数の候補薬が臨床試験段階(初期〜中期)

2. D1受容体作動薬・部分作動薬

  • 期待される効果:統合失調症の認知症状(記憶、注意、実行機能)の改善
  • 注目研究:2023年のNature Neuroscience誌で、D1受容体の重要性が再評価
  • 開発状況:初期臨床試験段階

3. D4選択的薬剤

  • 期待される効果:ADHD治療、認知機能改善
  • 利点:D2受容体への影響が少なく、副作用が少ない可能性
  • 開発状況:前臨床段階〜初期臨床試験段階
POINT

受容体選択性の向上により、効果を保ちながら副作用を減らした薬の開発が期待されています。さらに、「バイアスドリガンド」と呼ばれる、Gタンパク質経路とβ-arrestin経路を選択的に活性化できる薬剤の開発も進んでおり、将来的には個々の患者さんの受容体プロファイルに合わせた「個別化医療」が実現する可能性があります。

まとめ

ドーパミン受容体は、脳の機能において極めて重要な役割を果たしています。5種類の受容体(D1〜D5)はそれぞれ異なる分布と機能を持ち、興奮性のD1様ファミリーと抑制性のD2様ファミリーのバランスが、運動、認知、情動、報酬などの脳機能を支えています。

精神科治療において、特にD2受容体は最も重要な標的です。しかし、最近の研究では、D1受容体の重要性も再認識されており、D3、D4受容体も新しい治療標的として注目されています。

受容体研究の進展により、より選択的で副作用の少ない治療薬の開発が期待されています。私たち精神科医は、これらの最新知見を治療に活かしながら、患者さん一人ひとりに最適な治療を提供できるよう努めています。


よくある質問
Q. 受容体の数や機能は変化しますか?
A. はい、変化します。これを「可塑性」といいます。長期的に薬を使用すると、受容体の数や感受性が変わることがあります。例えば、抗精神病薬を長期使用すると、D2受容体が増加することがあります(アップレギュレーション)。逆に、ドーパミンが過剰な状態が続くと、受容体が減少します(ダウンレギュレーション)。これが薬の効果や副作用、急な中断時の反応に影響を与えることがあります。
Q. 受容体の遺伝子検査は治療に役立ちますか?
A. 現時点では、ドーパミン受容体の遺伝子検査は、一般的な臨床診療ではまだ広く使われていません。研究レベルでは、受容体遺伝子の多型(個人差)と薬の効果・副作用の関連が報告されていますが、個人の治療方針を決めるほど確立されていません。将来的には、遺伝子情報を含めた個別化医療が実現する可能性があります。
Q. D1とD2、どちらがより重要ですか?
A. どちらも重要で、優劣はつけられません。D2受容体は精神科治療薬の主要な標的であり、臨床的に最もよく研究されています。一方、D1受容体は脳内で最も多く存在し、学習や記憶、運動促進に重要な役割を果たしています。最近の研究では、統合失調症の陰性症状にはD1受容体の機能不全がより重要である可能性も示されています。健康な脳機能には、すべての受容体がバランスよく働くことが必要です。
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監修・執筆者
片山 渚 医師

五反田ストレスケアクリニック院長

  • 精神保健指定医
  • 日本医師会認定産業医
  • 産業保健法務主任者(メンタルヘルス法務主任者)
  • 健康経営アドバイザー

大学病院から民間病院まで幅広い臨床経験を活かし、患者さんが安心して治療を継続できるよう、わかりやすい情報提供を心がけています。

免責事項

本記事は一般的な情報提供を目的としており、特定の症状や状況に対する医学的アドバイスではありません。医療に関する決定は、必ず医師と相談の上で行ってください。本記事の情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当院は責任を負いかねます。

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